シソ

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更新日 2010-02-03 | 作成日 2007-09-28

シソ

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シソ科

〜もっとも身近な日本の薬草〜

梅干し作りや刺身のつま、薬味、寿司や懐石料理の彩りなどシソは日本人にとって最もなじみが深く、日常生活に欠かせない和製ハーブといえるのではないでしょうか。

原産地の中国では古代から栽培され、食用や薬用として利用されてきました。日本においても歴史は古く、平安時代以前に中国から伝わり栽培化されて親しまれていただけに葉、花、芽、茎などを食用、薬用など様々に利用されています。

シソはもともと、「イヌエ」とよばれていました。「エ」とは、同じシソ科のエゴマのことで、エゴマに似ているが非なる(イヌ)植物ということから名付けられたといわれています。

シソには、様々な品種がありますが、大きく青シソ系と赤シソ系に分けられます。本来のシソは赤シソのことで、青シソはその変種です。薬用に用いられるのも主に赤シソで、葉(紫蘇葉)に含まれるペリルアルデヒドという成分が、中枢神経を鎮静させ、ストレスやノイローゼ、不眠などに有効です。また、ペリルアルデヒドには、ウイルスに抵抗する作用や、解熱、解毒、殺菌、防腐作用もあるといわれています。

また、赤シソにはアントシアニンという赤色系の色素が含まれ、梅干しや漬け物などの着色料としても古くから利用されています。アントシアニンとは、ブルーベリーなどにも含まれているポリフェノールの一種で、活性酸素の抑制や動脈硬化の予防、抗癌作用があるといわれています。

日本で最初の本草書「大和本草」には「葉の表裏ともに紫色で香気があるものを佳品」とし、「採取は、梅雨の前後にすみやかに葉を摘み取る」と記されています。

シソの種(紫蘇子)には全く別の薬効があり、痰を伴う咳や便秘に有効といわれています。最近は、シソの種から採取したシソ油にはα-リノレン酸が豊富に含まれており、抗酸化作用に優れ、免疫力を高めたり、花粉症などのアレルギーに有効であるとして人気が高まっています。

青シソにも、赤シソと同じように薬効があり、食中毒の予防にもなり、また、ビタミン、ミネラル類を豊富に含んでいることから、様々な料理に添えられたシソの葉や花穂は、積極的に食べるようにしたいものです。


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